のび太の海底鬼岩城
あらすじ
のび太たちは、夏休みを利用して、海底にキャンプに行くことにします。ところが、海底には、高い文明を持った海底人が住んでいました!
のび太たちは無事に帰ることができるのでしょうか?
名場面・名セリフ
バギーちゃん
ドラえもんが出した、海底を走れるバギーです。
このバギー、コンピューターを搭載していて、話すこともできます。でも、性格も口も悪いです。
「バギーちゃん」というのは、しずかちゃんがこのバギーと話す時の呼び名です。
他のメンバーが「ポンコツ」などとののしる中、しずかちゃんは、バギーちゃんに優しく接しているので、バギーちゃんは、しずかちゃんにだけは心を開いています。
絶体絶命
敵にみんなやられてしまい、最後に残ったしずかちゃん。腕を縛られています。
そばには、動かなくなったドラえもんがいるだけ。助けてくれる人は、誰もいません。
しずか: もうおしまいね……、みんなで力をあわせてここまできたのに。
おしまいなのねなにもかも……。
ところが……。
ナイテルノ? シズカサン。
絶体絶命のピンチを救うのは、他でもない、バギーちゃんでした。
バギー: ナカナイデ、ボク、シズカサンノタメナラナンデモスル。
バギーちゃんは、しずかちゃんを助けるため、決死の覚悟で敵の親玉に向かいます。
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関連する短編作品
海底を舞台にした短編作品は結構あります。
ここでは、この映画とテーマの似ている作品を取り上げて、ご紹介します。
海底ハイキング
このお話は、ドラえもんの代わりにドラミちゃんが登場します。
なお、てんとう虫コミックスでは、このお話の前に、ドラミちゃんの登場シーン(1ページ)が描き下ろされています。
のび太は、ドラミちゃんに、「深海クリーム」や「快速シューズ」など、海底を快適に歩ける道具一式を用意してもらい、夏休みを利用してすごい計画を立てます。
日本からサンフランシスコまで。海底を歩いて太平洋横断!!
いつもののび太からは想像もつかない、壮大な計画です。
順調に進んでいた海底ハイキングですが、海溝を降りている途中、なんと海底火山の噴火に見舞われます!
のび太は無事に帰還することができるのでしょうか?
竜宮城の八日間
のび太、しずか、スネ夫、ジャイアンの4人が集まり、宇宙を舞台にした映画(?)を見ています。
主人公の宇宙飛行士は、1年ぶりに地球に帰還するのですが、地球では50年の月日が流れています。知り合いはみな亡くなり、孫に迎えられます。そう、いわゆる「ウラシマ効果」ってやつですね。
この現象を不思議がるのび太に、スネ夫は相対性理論によりそうなるのだと説明しますが、のびたにはちんぷんかんぷん。
しずかちゃんは、浦島太郎は、実はカメ型ロケットで宇宙にある竜宮城へ行って帰ってきたために、帰ってきたら三百年経っていたのではないか、との仮説を立てます。
この仮説を検証するため、みんなでのび太の家へ向かい、ドラえもんに頼みます。
のび太: というわけで、タイムマシンとどこでもドアをかして。
ドラえもん: 困るなあ、あれはおとぎ話で、浦島太郎なんて人物はいなかったんだよ。
でも、一応、航時局調査課に問い合わせてくれます。そして、なんと、
ドラえもん: いたんだって。
1049年夏、海でゆくえ不明になって、1317年ひょっこり帰ってきたんだって。
あらまあ、そうだったの? 浦島太郎は実在の人物だったのかあ。
というわけで、タイムマシンで、その時代へ向かいます。
そして、浦島太郎はカメ型ロケットならぬ、カメ型潜水艦で竜宮城へ迎えられ、ドラえもんも「潜水ゴンドラ」で後を追います。
果たして、竜宮城とは、どんなところなのでしょうか?
この作品は、24ページの大作で、読み応えばっちりです。