のび太の魔界大冒険
あらすじ
「もしも魔法が使えたら……」
のび太は、そんな願いをもしもボックスで叶え、魔法の世界を実現させます。でも、魔法を上手く使うにも、やっぱり努力が必要だと分かり、元の世界に戻そうとします。ところが……!
のび太たちは、魔法の世界で大冒険を繰り広げることになります。
名場面・名セリフ
謎の石像
物語の冒頭、もしもボックスで魔法の世界を実現させる前に、ドラえもんとのび太は、謎の石像を発見します。その石像とは、なんと、ドラえもんとのび太の姿をしているのでした!
一体、誰が、何の目的で、こんなものを作ったのでしょうか?
チンカラホイ!
魔法を使う時の呪文です。のび太が小石を動かそうと何度も呪文を唱えますが、石は全然動きません。
そして、ついに動かすことに成功したのですが、動いたのは石ではなくて、しずかちゃんのスカートでした。
めでたし、めでたし……?
物語終盤、なんとか世界を元に戻すことができたのび太。
ところが、世界を元に戻すだけでは、物語は終わりませんでした……。
映画DVD・大長編単行本
関連する短編作品
この映画の物語では、もしもボックスで魔法の世界を実現させますが、短編作品でも、もしもボックスの登場する作品はたくさんあります。
もしもボックス
タイトルもそのまま「もしもボックス」。てんとう虫コミックスの中で、もしもボックスが最初に登場するお話です。
のび太は、自分の苦手な「凧揚げ」や「羽根つき」のない世界を実現させます。
お金のいらない世界
「お金のいらない世界」を実現させますが、「いらない」というのは「不要」なのではなく、「あると困る」世界なのでした……。
音のない世界
また、ジャイアンがリサイタルを開催します。のび太とドラえもんは、ジャイアンの歌を聞かずに済むよう、リサイタルの前に、もしもボックスで音のない世界にしておきます。
ところが、実際にリサイタルが始まってみると……。
のび太: ふしぎだ! ひどい歌は字を見ただけで寒気がする。
え、そうなの? うーん、ジャイアンの歌は本物ですね。
あやとり世界
のび太はあやとりが得意です。でも、新しいあやとりの作品を発明しても、誰も感心してくれません。
「もしも、世界中があやとりに夢中だったら……」
そんな願いを、もしもボックスで叶えます。
ねむりの天才のび太
のび太は居眠りが大好き。家に帰るなり昼寝をしますが、その夢の中でも、さらに昼寝をするという強者ぶり。
その特技(?)を活かすべく、眠れば眠るほど偉い世界を実現させます。
この世界では、のび太はヒーロー。テレビにまで主演し、0.93秒で眠りに就くという、世界新記録級の技を披露します。
ためしにさようなら
誰にも相手にしてもらえないのび太。もし自分がいなくなることになった時、みんなは悲しんでくれるのだろうか?
それを試すため、もしもボックスで、アメリカへ引っ越すことになった時の反応を試します。
大富豪のび太
まんがの本に挟んであった一万円札を見つけ、大喜びののびた。でも、買い物をすれば、すぐになくなってしまう。
そんな時、パパとママが「昔は物価が安かった」と話しているのを聞き、もしもボックスでこんな願いをします。
のび太: う〜んと物価の安い世界にして。ただし、ぼくの一万円はそのままで。
へぇ〜、もしもボックスって、ずいぶん融通の効く道具なんですね。
そして、そんな世界が実現するわけですが、お金がありすぎるのも良いことばかりではなくて……。